【高校生向け】塾選びで気をつけるポイント解説

公開日:2024/08/15  

高校生

高校生になると、中学生のころと比べて勉強のレベルが大きく上がるうえに、人生の大きな分岐点である大学受験が目の前にあります。そのため、高校生の塾選びは、その人の今後の人生を左右する要素であるといっても過言ではありません。そこで今回は、高校生向けに塾選びで気をつけたいポイントについて詳しく解説します。

高校生が塾に通うべき理由

まずは、高校生に塾が必要な理由とそのメリットについて紹介します。

大学受験に向けた対策・情報収集の場になるから

近年の大学受験は情報戦とも言えます。各大学の試験制度や出題傾向は多岐にわたり、標準的な問題集だけでは不十分です。塾に所属することで、最新の情報を得られる上、大学や学部に合わせた対策が可能です。

また、模試の受験手続きも塾がサポートしてくれるため、効率的な学習が可能です。塾によって大学合格実績が異なり、得意としている受験校が変わる点も留意するべきでしょう。

推薦入試への対応と成績維持のため

大学受験では推薦入試の比重が増えており、高校生活全体での成績維持が求められます。しかし、高度な授業内容や学校活動のために、自主的な学習だけでは難しい場合もあります。

しかし、塾に通うことで、成績維持や学校活動との両立が容易になります。勉強だけに集中したい、部活動と両立させたいなど、要望は十人十色であるため、その人にあった塾通いのスタイルも模索するべきです。

モチベーションの維持とサポートを受けられる

塾には志望校へのモチベーションを高める環境が整っています。共に勉学に励む仲間やライバルがそこにはおり、自身の努力を続ける動機づけとなります。

また、塾には自習室や講師による相談サービスもあり、学習に関する悩みや不安を解消する手助けとなります。大学受験は重圧感からストレスを抱えやすいため、悩みへ寄り添う姿勢がある塾を選ぶことも、高校生の健全な成長の一助となることでしょう。

高校生の塾選びで見るべきポイント

次に、高校生が塾を選ぶ際に見るべき重要なポイントを解説します。

塾を利用する目的の明確化

塾を選ぶ際には、自身の目的を明確にしましょう。塾や予備校にはそれぞれ得意な分野や特色があります。最難関大学を目指すのか、ある特定の分野を重点的に学びたいのか、自分の目標に合った塾を選ぶことが重要です。

目的が明確でないと、塾との相性が悪くなり、すぐに辞めてしまう可能性もあります。やみくもに塾に通う・通わせるだけでは効果は薄い、ということを念頭に置いて塾選びをしましょう。

授業形式の選択

集団指導塾、個別指導塾、オンライン指導塾など、さまざまな授業形式があります。それぞれのメリットとデメリットを理解し、自分に合った形式を選びましょう。

集団指導塾は共に勉強する仲間がいるためモチベーションが上がりやすい一方、個別指導塾は自分のペースで学習できる利点があります。

費用・料金体系の確認

塾の費用は塾ごとに異なります。授業料だけでなく、入塾金や教材費なども含めて確認しましょう。また、予算に合わせて授業のコマ数を決めることも大切です。大学や短大、専門学校入学までを通して予算を組むことが重要といえます。

講師の質・相性の確認

個別指導塾の場合は、講師との相性が重要です。複数の講師と無料体験授業を行い、自分に合う講師を選びましょう。講師の専門性や、指導経験も確認しましょう。

ただし、実績があるからと言ってその講師が必ずしも自分にあう授業をしてくれるとは限らない点は覚えておくべきです。

サポート体制の確認

塾のサポート体制も重要です。カリキュラムやメンタル面へのサポート、面談などがあるかどうかを確認しましょう。特に受験直前には精神的なサポートが必要となることがあります。

メンタルサポートは、受験当日のコンディションや、健全な精神の維持・成長に大きく貢献するでしょう。

評判・合格実績の確認

塾の評判や合格実績も参考にしましょう。他の生徒や保護者の意見を聞くことで、塾の雰囲気や指導内容を知ることができます。ただし、自分に合っているかどうかが最も重要です。他人の評価はあくまでも参考程度に留めましょう。

高校生の塾選びの注意点

最後に、高校生の塾選びの注意点を紹介していきます。

費用の確認

費用は重要な要素ですが、安価な塾が必ずしも最適とは限りません。安さだけで選ぶと、サービスの質や教育内容、立地条件などが犠牲になる可能性があります。予算内で、生徒本人に合った塾を選ぶことが大切です。また、追加料金や隠れた費用にも注意が必要です。

友達の存在

友達が同じ塾に通うことは、勉強の励みになる一方で、遊びに誘われたり気を散らされたりすることもあります。また、友達の受験スケジュールが自分の受験計画に影響を与える場合もあります。

自分の性格や学習スタイルを考慮し、友達の存在が自分の勉強にプラスになるかどうかを検討しましょう。

複数の塾を比較

複数の塾を比較することは重要です。無料体験を受けることで、実際の授業内容や雰囲気を体験し、自分に合った塾を見つけることができます。

集団指導塾や個別指導塾など、異なるタイプの塾も検討し、比較検討することがポイントです。無料体験を利用して、自分に最適な塾を見つけましょう。

まとめ

高校生が塾を選ぶ際には、自身の目的を明確にすることが重要です。塾の授業形式や費用、講師の質など、様々なポイントを比較検討し、自分に合った塾を見つけることが大切です。

また、安価な塾が必ずしも最適とは限らず、友達の存在や複数の塾を比較することもポイントです。生徒本人に合った塾を選ぶことで、効果的な学習ができるだけでなく、将来の進路にも大きな影響を与えるでしょう。本記事を参考に塾を選ぶことで、進路に良い影響があれば幸いです。

おすすめ関連記事

検索

【NEW】新着情報

子どもが勉強を嫌がる、やる気を出してくれないと悩む親はいつの時代も多いでしょう。前向きに勉強に取り組むにはきっかけや習慣づくりが大切です。本記事では、小学生が勉強にやる気を出せない原因ややる

続きを読む

高校生になると、中学生のころと比べて勉強のレベルが大きく上がるうえに、人生の大きな分岐点である大学受験が目の前にあります。そのため、高校生の塾選びは、その人の今後の人生を左右する要素であると

続きを読む

中学生になると、学習内容のレベルが上がることや部活動との両立の関係で、宿題や自主学習だけでは授業についていけなくなる子どもが増えます。また、中学三年生に上がると高校受験が控えていることから、

続きを読む

学習の習慣を身に着ける、中学受験の対策など、小学生が塾に通う理由は様々です。家庭によっては、子どもの塾選びに失敗してしまうこともあるかもしれません。塾選びで失敗すると、経済的な損失だけでなく

続きを読む

学校の授業における主軸となる教科書。学年の違う子や兄弟から教科書を借りると、教科書の内容が違っていて驚いた、なんて思い出のある方も多いのではないでしょうか。 これは4年ごとに教科書の改訂が行

続きを読む

大学受験を控えた高校生にとって、塾と予備校の選択は重要です。どちらが自分に適しているのかを理解することは、成功に向けた第一歩です。本記事では、予備校と塾の特徴や違い、それぞれの利点、そしてど

続きを読む

子どもの学びの場としての塾において、多くの親御さんがお子さんの塾の選択に迷います。どのような塾がお子様に合っているのか、塾の種類や特徴、メリット・デメリットを理解することで、最適な選択をする

続きを読む

中学生の塾通いは学業のサポートや成績向上に役立ちますが、どのくらい通わせるべきか迷ってしまう方もいると思います。本記事では通塾頻度やおすすめの塾の選び方をご紹介したいと思います。適切な通塾回

続きを読む

強み 生徒ひとりに対して複数の講師が対応する方式を採用 特徴 生徒ひとりひとりに向き合えるチーム個別指導 対象学年 小学生、中学生、高校生 授業形態 チーム個別指導 コース 小学生コース、中

続きを読む

北海道学力コンクールの特徴 北海道在住の小中学生を対象にした北海道学力コンクールは、35年以上の歴史があり、年間受験者の合計は12万人になります。どんな特徴があるコンクールなのか、詳しく見て

続きを読む