【中学生向け】塾選びを成功させるポイント解説

公開日:2024/07/15  

塾

中学生になると、学習内容のレベルが上がることや部活動との両立の関係で、宿題や自主学習だけでは授業についていけなくなる子どもが増えます。また、中学三年生に上がると高校受験が控えていることから、そちらの対策も重要になることでしょう。そこで今回は、中学生向けに塾選びを成功に導くポイントを解説します。

中学生の塾選びを成功させるためのポイント

前述のとおり、中学生の塾選びは重要な決断といえるでしょう。ここでは、塾選びを成功させるためのポイントを順番に解説します。

目的を定める

まず、塾に通う目的を明確にしましょう。志望校合格や学校の予習・復習、進路相談、友人との切磋琢磨など、目的は様々です。その後、授業形態や費用、口コミなどを調査し、適した塾を見つけることが重要です。

授業形態は集団授業、個別指導、映像授業の3つに分かれます。集団授業は学校の授業に近く、刺激を受けやすい環境です。個別指導は生徒のペースに合わせた指導が受けられ、質問しやすい環境です。映像授業は自宅学習に適しており、部活動との両立が可能です。

設備環境・講師のレベルの確認

また、塾の設備や環境も重要です。自習室の利用や受験情報の充実、食事スペースの有無などを確認しましょう。通塾の便利さや安全性も考慮すべき要素です。講師のレベルや指導方針も重要です。

専任かアルバイトか、そして講師の指導スタイルを確認し、生徒に合った塾を選ぶことが大切です。子どもによっては、講師との相性の良し悪しがあることも留意しておくべきでしょう。

予算把握と口コミのチェック

予算も忘れずに確認しましょう。授業料や教材費、模試代や講習代など、費用がどれくらいかかるかを把握し、予算内で通い続けられるかを見極めましょう。最後に、実際の口コミや評判を参考にしましょう。

友人や知人からの情報や、インターネット上の口コミを確認し、客観的な視点で塾を選ぶことが大切です。実際に見学をして、授業の様子を確認するのも手段の一つとしてあげられます。

中学生が塾に通い始めるのに適切な時期とは

中学生が塾に通い始めるベストな時期は、学年ごとに異なります。中学1年生の場合、冬の時期になると学校生活や部活動に慣れてくるため、勉強に対する意識が高まります。定期テストなどの経験から勉強の必要性を感じ、塾に通い始めることが多いです。

中学2年生は、部活動が忙しくなり勉強が後回しになりがちな学年です。しかし、この時期は3年生の先輩たちが受験に向けて頑張る姿を目にすることが多く、刺激を受けやすいとも言えます。

このため、2年生の終わりごろから塾に通い始める生徒も多いです。中学3年生は、部活動の引退直後が塾を始めやすい時期です。部活動が終わると時間ができるため、塾に通う余裕が生まれます。

また、3年生になると受験に向けて本格的に勉強を始める必要があるため、塾での指導や支援を受けることが重要です。そのため、部活動の引退が迫ったタイミングで、塾のリサーチを始めるとスムーズに塾に通い始めることができます。

学年ごとに適した時期がありますが、塾に通うことで学校の勉強を補完し、高校受験などへの準備をしっかりと行うことができます。それぞれの学年の状況やスケジュールを考慮して、最適な時期に塾に通うことを検討しましょう。

中学生の塾選びにおける注意点

中学生の塾選びは、やる気や成績向上に大きな影響を与える重要な選択です。失敗すると、子供のやる気をなくし、費用や時間を無駄にしてしまう可能性があります。そのため、親子で十分に話し合い、納得した上で選ぶことが肝要です。

本人のやる気が一番重要

まず、本人のやる気がないと続かないという点が挙げられます。親の期待と子どもの意向が一致していることが重要です。子供が自ら選んだ塾に通う方が、やる気を持って取り組むことができるでしょう。

そのため、本人の意思や希望を確認せずに塾を決めないようにしましょう。無理強いは、子どものやる気をさらに損ねる結果につながる恐れがあります。

コストパフォーマンスを考慮する

また、塾費用が高いほど「よい」塾とは限らないことも注意が必要です。高額な授業料が必ずしも質の高い授業を意味するわけではありません。逆に、極端に安い塾にも注意が必要です。

安い理由には、講師の質やサポート体制が不十分な場合があります。ただし、広告費などで節約している場合もあるので、体験授業を受けてコストパフォーマンスを考慮することが大切です。

友だちが通っているという理由で塾を選ぶのはNG

さらに、友だちが通っているからという理由だけで塾を選ぶのは危険です。友人と一緒に通うことでモチベーションが上がることもありますが、必ずしもその塾が自分に合っているとは限りません。

塾に通う目的や子供の性格、学力などを考慮して、自らの選択をすることが大切です。中学生くらいの年頃だと、友だちに合わせなければと考えてしまう子どもが増えてくるため、本人ときちんと向き合うことが重要でしょう。

まとめ

中学生にとって失敗しない塾選びは、やる気や成績向上に直結する重要な選択です。そのポイントは、塾に通う目的を明確にし、子どもに合う設備や講師の有無を確認することです。

また、学年によって適した入塾タイミングが異なる点も把握しておきましょう。塾選びの注意点としては、本人のやる気を最優先し、親の期待と子供の意向を一致させること、コストパフォーマンスを考慮すること、友だちが通っているからという理由だけで選ばないことです。

本人の目的や性格に合った塾を選ぶことがポイントといえます。自分自身の意思を尊重し、質の高い指導を受けられる塾を見つけるために、じっくりと選択を検討しましょう。

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